✅最新の高血圧ガイドラインで何が変わった? 阪急「豊中駅」徒歩3分|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック|豊中の内科・循環器内科|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

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✅最新の高血圧ガイドラインで何が変わった? 阪急「豊中駅」徒歩3分|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

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医師が患者の血圧測定結果を確認しながら丁寧に説明している診察風景。高血圧治療と生活習慣改善をサポートする循環器専門医の様子。

🌸 目標は全年齢で「130/80mmHg未満」へ

日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025」が発刊され、降圧目標が全年齢・全背景で130/80mmHg未満」に統一されました(家庭血圧の目標は125/75mmHg未満)。                          従来より“もう一段”しっかり下げる方針です。

診断基準(=高血圧と判定する血圧)は据え置きです:

診察室140/90mmHg以上、家庭135/85mmHg以上

🌸 なぜ目標が厳格化?:130/80の先にあるメリット

最新の研究結果により、「年齢が高い方を含めても130/80未満を目標にした利益が不利益を上回る」ことが示されてきたため。学会は“140/90で満足して治療が止まりがち”という現場の課題(クリニカル・イナーシャ)にも言及し、より積極的な降圧を促しています。

🌸 早めの治療開始がカギ:1か月以内に評価・薬物治療の判断

JSH2025は、診断後1か月以内に再評価し、十分に下がっていなければ薬物治療を開始・ステップアップする実践的運用を明確化しています。先延ばしは禁物です。最新の研究でも、診断後1か月以内に治療を始めた群は血圧コントロールが良好でした。

🌸 お薬の考え方

今回のガイドラインでは降圧薬を使い方でグループ化し、Ca拮抗薬/ARB・ACE阻害薬/サイアザイド系利尿薬/β遮断薬を“主要薬”として、必要なら早めに2剤・3剤併用へと段階的に強化します。

当院では合併症や体質(高尿酸血症・不整脈・心不全・糖代謝など)を踏まえ、最初の1剤選択から生活習慣支援まで循環器専門医が個別設計します。

🌸 生活習慣で“下がる血圧”

  • 減塩:まず“かけ塩・めん類の汁完飲”をやめる。目標は6g/日未満
  • 体重管理:BMI25未満へ。内臓脂肪は血圧を押し上げます。
  • 運動:速歩20〜30分×週5日+軽い筋トレ。
  • 節酒・禁煙・睡眠:アルコールは控えめ、禁煙外来で卒煙、睡眠時無呼吸の評価も。

🌸 家で測る“家庭血圧”が主役です

  • 朝・夜、同じ条件で2回ずつ測定→平均値を記録
  • 目標は125/75mmHg未満(家庭血圧)
  • 診察室とは別の“普段の姿”が診断・治療調整の決め手になります

    学会も家庭血圧の重視を明確にしています。

🌸 こんな方は受診を急いで

  • 家庭血圧が135/85以上が続く
  • 頭痛・動悸・息切れ・むくみ・胸の痛みが出る
  • 糖尿病・腎臓病・脂質異常・睡眠時無呼吸がある
  • 妊娠高血圧の既往がある/家族に脳卒中・心筋梗塞が多い

    → 当院では心電図・胸部レントゲン・心エコー・血液尿検査を院内で実施し、当日方針決定まで進めます

🌸 よくある質問(FAQ)

Q. “上130/下80未満”まで下げるのは高齢でも必要?

A. 基本方針は全年齢で同じです。ただし、症候性低血圧や電解質異常に注意しつつ個別調整します。

Q. まず生活改善だけで様子見はダメ?

A. まず生活改善は大切ですが、1か月以内に再評価し、未達なら薬物治療へ。早めの介入が将来の病気の発症予防につながります。

Q. どの薬が“いちばん良い”の?

A. 一律に“いちばん良い薬”はありません。体質・既往歴で最適なお薬は変わります。ご気軽にご相談ください。

🌸 豊中での高血圧ケアは“循環器ワンストップ”で

  • 循環器専門医(医学博士)が診察
  • 家庭血圧の読み解き→治療設計→当日検査まで院内完結
  • 禁煙外来・睡眠時無呼吸を併設
  • 生活習慣支援を看護師・臨床検査技師とチームで継続

140/90で終わらせない。130/80未満へ“あと一歩”。

豊中で、あなたの血圧コントロールを本気で支援します。

🌸 アクセス・ご予約

📍 大阪府豊中市本町1-6-4 京阪豊中ビル1階/🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分

📞 06-6850-1230                                                                                                              👉WEB予約はこちら

🌸 執筆者情報

酒井 拓

(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)

記事監修・更新日: 2025年11月8日

※本記事は一般向けの健康情報です。治療方針は個別に判断します。気になる症状や数値があればご相談ください。

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