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こんにちは。阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です。
「夕方になると脚が重い」「ブーツがきつく感じる」――
それ、“冬むくみ”かもしれません。
冬は、気温の低下と血流の滞りにより、むくみが起こりやすくなる季節。
本記事では、循環器専門医の視点から、冬のむくみの原因と対策をわかりやすく解説します。
❄️冬にむくみやすい理由
むくみとは、血液中の水分が血管の外にしみ出し、皮下にたまる状態です。
「水を飲みすぎたせい」と思われがちですが、実際には循環や排出の滞りが主な原因。
冬は、以下のような変化で“巡り”が悪くなります。
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発汗が減る:寒さで汗をかきにくく、水分排出が低下
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空気の乾燥:皮膚や呼気からの自然な水分蒸発が減少
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冷えによる血管収縮:血流・リンパ流が滞り、末端に水分がたまりやすくなる
つまり、冬は「水分が出にくい季節」。
体に余分な水分がたまり、冷え・むくみが生じやすくなります。
❄️むくみと「冷え」はセットで起こる
むくみが起こると、皮下にたまった水分が血管やリンパ管を圧迫し、
さらに血流が悪化して末端の冷えを招きます。
“冷え”と“むくみ”は悪循環。
どちらか一方を改善するだけでは不十分です。
根本的には、“体の巡り”そのものを整えることが大切です。
❄️塩分と水分のバランスを見直す
むくみを悪化させるのは「水分の摂りすぎ」よりも塩分の摂りすぎ。
体は塩分濃度を一定に保つため、ナトリウムを薄めようとして水をためこみます。
要注意なのは次のような食品です。
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外食やコンビニ惣菜
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スナック菓子やインスタント麺
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冬に増える鍋料理・味の濃いスープ
👉 減塩+適度な水分補給が基本です。
「喉の渇きに合わせてこまめに飲む」ことを意識しましょう。
❄️“巡り”を良くする冬のセルフケア
✔ 軽い運動
ふくらはぎの筋肉を動かすことで、静脈血を心臓に戻す「ポンプ作用」が働きます。
軽いストレッチやウォーキングを習慣に。
✔ 入浴
ぬるめ(38〜40℃)のお湯に10〜15分浸かることで、毛細血管が拡張し血流が改善。
発汗による自然な排出も促されます。
“温めて動かす”が、冬むくみ対策のキーワードです。
❄️放置すると危険なむくみも
多くは一過性ですが、病気が原因のむくみもあります。
| サイン | 疑われる疾患 |
|---|---|
| 片脚だけ腫れている | 深部静脈血栓症 |
| 朝起きてもむくみが取れない | 心不全・腎不全 |
| 痛み・赤み・熱感がある | 蜂窩織炎などの炎症性疾患 |
むくみが長引く・左右差がある・痛みを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
❄️むくみに悩んだら「循環器内科」へ
むくみは、全身の“循環の不調”のサインでもあります。
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックでは、次のような検査・治療を行っています。
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下肢静脈エコーで血栓・静脈うっ滞を確認
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心エコーで心不全・循環障害の有無を評価
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血液・腎機能検査で全身のバランスをチェック
当院では女性技師によるエコー検査・駅近・即日結果説明が可能です。
「なんとなく脚が重い」そんな違和感のうちに、ぜひご相談ください。
❄️よくある質問(FAQ)
Q1. 冬以外にもむくみますか?
A. はい。夏は冷房や塩分過多によるむくみが多く、冬は血流低下型のむくみが増えます。
Q2. 足のむくみは心臓病が原因のことも?
A. あります。心不全では下肢に水分がたまりやすく、息切れや体重増加を伴う場合は要注意です。
Q3. 自宅でできる対策は?
A. 足を高くして休む、ふくらはぎをマッサージする、ぬるめのお湯に浸かるなどが効果的です。
Q4. 受診先はどこがよいですか?
A. 循環器内科が適しています。心臓・腎臓・血管の状態を総合的に評価します。
❄️まとめ
✅ 冬は「冷え+血流低下」でむくみやすい
✅ 塩分過多や運動不足が悪化要因
✅ “温める・動かす・控える”が3大ポイント
✅ 長引く・片側・痛みを伴う場合は早めの受診を
「なんとなく脚が重い」「夕方になると靴がきつい」
――その“小さなサイン”が、体からのSOSかもしれません。
❄️アクセス・ご予約
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
📍 大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分
📅 平日・土日午前も診療
📞 06-6850-1230
👉WEB予約はこちら
❄️執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2025年11月19日
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、
診断・治療を目的とするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。




