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こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀
年末年始は、帰省・会食・受験・仕事の繁忙期などが重なり、「絶対に寝込みたくない」という方が増える季節です。
その一方で、家族や職場でインフルエンザが広がりやすく、 「家族がインフルに…自分も移りそう」
「受験生がいるので何とか予防したい」
「同居の高齢者にうつすのが怖い」
というご相談が増えます。
そこで知っておきたいのが、タミフル(オセルタミビル)の“予防投与(予防内服)”です。
ワクチンや基本の感染対策を前提に、“リスクが高い場面での追加策”として検討されます。
🌸この記事のまとめ
- 予防投与は「誰でも」ではなく、状況を選ぶ“緊急追加策”
- 効果が期待できるのは基本的に曝露(濃厚接触)後48時間以内
- 予防投与はワクチンの代わりではない(手洗い・換気・マスクは必須)
- 当院では自費診療・医師の診察が必須(無診察では処方できません)
- 妊娠中の方は体調・週数・基礎疾患などで判断が必要なため、まずご相談ください(当院は予防投与は成人対象)
🌸年末年始は「感染させない/寝込めない」プレッシャーが大きい
年末年始は、医療機関が休診の日も増え、体調不良が不安になりやすい時期です。
さらに、家族が同じ空間で過ごす時間が長くなるため、家庭内感染が起きやすくなります。
特に「同居家族がインフル確定」となると、
濃厚接触(曝露)になりやすく、短期間で感染が広がることがあります。
🌸タミフル“予防投与”とは?
タミフルは、インフルエンザに対する抗インフルエンザ薬です。
- 治療:発症後に内服して重症化や経過を軽くする目的
- 予防投与:発症前(または曝露後すぐ)に内服して、発症を減らす目的
予防投与は、研究では発症率を一定程度下げることが示されており、
「どうしても感染を避けたい/重症化させたくない状況」で検討されます。
ただし、万能ではなく副作用もあり、適応の見極めが重要です。
🌸どんな状況で“予防投与”を考える?
予防投与を考える場面は、主に次のようなケースです。
- 同居家族がインフルエンザと診断された(濃厚接触)
- 受験・大事な発表・勤務上「寝込めない」予定が迫っている
- 高齢者・慢性疾患の方など、同居家族に重症化リスクがある
- 曝露(近距離での会話/咳・くしゃみを浴びる)後で不安が強い
逆に、「何となく心配だから」だけで予防投与を選ぶより、
まずは感染対策(マスク・換気・手洗い・部屋を分ける)を徹底し、状況を整理するのが現実的です。
🌸予防投与は“医療行為”で、診察が必要です
予防投与は、患者さんの状況によってメリットとリスクが変わります。
そのため当院では、
- 医師の診察
- リスク説明と同意
- 体調・既往歴・内服薬・腎機能などの確認
を行ったうえで処方しています。
また、法律上も無診察での処方はできません。
ご家族のみの来院・電話だけ・代理受診では処方できないため、必ずご本人がご来院ください。
🌸ポイントは「曝露後48時間以内」
予防投与は、一般に
インフルエンザ患者との接触後48時間以内に開始することが推奨されています。
48時間を過ぎると、効果が期待しにくい可能性があるため、
「家族が陽性になった」「濃厚接触した」時点で、早めにご相談ください。
🌸服用方法:タミフル予防投与
当院では、予防投与の薬剤として
タミフル(オセルタミビル)を用います。
- 用量:75mg
- 回数:1日1回
- 期間:10日間
- 方法:内服(カプセル)
※処方内容は体調・既往・腎機能などで調整する場合があります。
🌸副作用・ワクチンとの関係・妊娠中は?
副作用(代表例)
- 吐き気、腹痛、下痢
- 頭痛
- まれにアレルギー反応、肝機能障害など
副作用が疑われる場合は、早めにご相談ください。
ワクチンとの違い
- ワクチン:シーズン全体の基盤(発症・重症化を抑える)
- 予防投与:濃厚接触時などの“緊急追加策”
基本は ワクチン+感染対策 が土台で、予防投与は置き換えではありません。
妊娠中について
妊娠中は、感染症が重くなるリスクや薬剤の判断が絡むため、自己判断での内服は避け、まず医療機関へ相談してください。
※当院の予防投与は成人対象ですが、妊娠中かどうか・基礎疾患・妊娠週数などで対応が変わるため、受診時に医師が状況を確認します。
🌸年末年始の「迷ったらこの順番」
- 家族がインフル確定 → 家庭内感染対策をすぐ開始(部屋を分ける/マスク/換気/タオル別/手指消毒)
- 濃厚接触が明らか → 48時間以内に医療機関へ相談
- 高齢者・基礎疾患・受験生がいる → 早めの対策が安心
- 発熱や症状が出た → 治療としての受診(予防投与ではなく治療が中心)
🌸当院でのご案内(自費診療)
当院では、年末年始の感染リスクに備えた選択肢として、
タミフル予防投与(自費診療)のご相談をお受けしています。
- 自費診療(保険適用外)
- 医師の診察が必須
- ご本人の来院が必要(無診察処方は不可)
🌸アクセス・ご予約
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
📍 大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分
🕐 平日・土日午前も診療
📞 06-6850-1230
🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2025年12月26日
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断・処方は医師の診察の上で行います。症状がある場合は医療機関へご相談ください。




