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こんにちは。阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀
最近とても増えているのが、
- 「紙巻きはやめたけど、加熱式なら大丈夫ですよね?」
- 「においが少ないし、害も少ないって聞きました」
- 「禁煙エリアでも吸っていい気がして…」
というご相談です。
結論からお伝えします。
加熱式たばこも“無害”ではありません。
そして「長期で吸い続けるほど、呼吸器・血管への負担は積み重なる」ことが分かってきています。
🌸この記事でわかること
- 加熱式たばこが「安全そうに見える」背景
- 呼吸器(のど・気管支・肺)に起こりうる変化
- “検査で何が分かるか”と、受診の目安
- 今日からできる現実的な禁煙の始め方
🌸「加熱式なら紙巻きより安全」は本当?
加熱式たばこは、煙が少なくにおいも控えめで「軽そう」に感じます。
でも実際には、ニコチン依存を維持しやすい製品であり、有害物質を含むエアロゾル(吸い込む成分)に曝露されます。世界保健機関(WHO)も、加熱式たばこが毒性物質を含む排出物で使用者を曝露する点を明確にしています。
「紙巻きをやめたから安心」ではなく、“長期に吸い続ける”こと自体がリスクになり得る、という視点が大切です。
🌸加熱式たばこは増えている。だからこそ“誤解”も増える
厚生労働省の国民健康・栄養調査(令和6年)では、喫煙している方の中で加熱式たばこを使う人(単独・併用)が一定割合いることが示されています。
また、加熱式たばこは「害が少ない」「社会的に許容されやすい」と受け取られやすく、結果として
- 人前で吸ってしまう
- “やめどき”を逃す
- 併用(紙巻き+加熱式)になってしまう
といったパターンも起こりやすくなります。
そして何より重要なのは、長期の健康影響は“まだ評価途中”で、安心材料がそろっていないこと。厚労省系の資料でも、加熱式たばこの位置づけ・注意喚起が整理されています。
🌸加熱式でも起こりうる「呼吸器のサイン」
「熱はないのに咳が続く」「のどが荒れる」「痰が増えた」など、最初は小さな変化から始まることがあります。
受診の目安になりやすい症状
- 咳・痰が続く(特に2〜3週間以上)
- 息切れが増えた(階段・坂道で苦しい)
- 喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)
- のどの違和感、声枯れが続く
- 風邪をひきやすくなった/長引く
加熱式たばこも、気道の炎症やバリア機能に影響し得ることが指摘されており、“軽い刺激の積み重ね”が慢性化すると、呼吸器の不調が固定化していくことがあります。
🌸呼吸器だけでなく「血管」にも影響します
たばこ(紙巻き・加熱式を含む)は、呼吸器だけでなく
- 血管収縮
- 動脈硬化の進行
- 血栓リスクの増加
など、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞の土台にも関わります。
「最近、動悸が増えた」「胸が締めつけられる」「血圧が上がりやすい」
そんな変化がある方は、“肺+心臓”をセットで見直すタイミングかもしれません。
🌸「今の状態」を知ることが、いちばんの予防
症状が軽くても、検査で分かることはたくさんあります。
当院で状況に応じて検討する検査
- 呼吸器:胸部レントゲン、必要に応じて呼吸機能評価の相談
- 循環器:心電図、血圧評価、動悸があればホルター心電図
- 生活習慣:脂質・血糖など(動脈硬化リスクの見える化)
「加熱式に替えたから大丈夫」ではなく、“今どうなっているか”を確認して、戻せるうちに戻す。
これが将来の安心につながります。
🌸たばこのやめ方は一緒に設計できます
禁煙は根性論ではなく、依存症の治療です。
外来を使うメリットは、
- 離脱症状への対策ができる
- 失敗パターンを先回りして潰せる
- 心臓・血管リスクも同時に管理できる
ことです。
おすすめの始め方(現実的な3ステップ)
- まず「紙巻き/加熱式/併用」と本数をメモ
- いちばん吸いたくなる時間帯(起床後・食後・ストレス時)を把握
- 外来で、生活背景に合う禁煙プラン(薬・行動設計)を一緒に作る
「今年こそやめたい」「家族に言われて気になっている」
その気持ちが出た日が、スタートに向いています。
🌸よくある質問(FAQ)
Q. 加熱式だけなら、健康被害はほとんどない?
A. いいえ。加熱式でも有害物質を含む排出物への曝露があり、“安全”とは言えません。
Q. 紙巻きから加熱式に替えたけど、やめなくてもいい?
A. “替えた”ことより、長期で吸い続けるかどうかが重要です。将来の呼吸器・循環器リスクを減らすなら、最終的には禁煙が最も確実です。
Q. 咳や息切れが少しあるだけでも受診していい?
A. もちろんです。軽いうちに確認するほど、対策はシンプルになります。
🌸豊中で「たばこ・息切れ・動悸」が気になったらご相談ください
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックでは、
生活に溶け込む医療として、禁煙を「続けられる形」に落とし込むお手伝いを大切にしています。
呼吸器の不調だけでなく、循環器の視点から血圧・動悸・胸の違和感も含めて総合的に判断します。
🌸アクセス・ご予約
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
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🕐 平日・土日も診療
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🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2026年2月6日
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、
診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。




