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こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀
1月に入ると、インフルエンザは“これからが本番”という地域も多く、家庭内・職場内で一気に広がりやすい時期です。
「家族が陽性になった」「受験や出張が控えていて寝込みたくない」——そんな時に相談が増えるのが抗インフルエンザ薬(タミフル)の“予防投与(予防内服)”です。
🌸この記事でわかること
- これから増える「家庭内感染リスク」と予防投与の考え方
- 予防投与が向くケース/向かないケース
- 受診を急ぐ症状
- 予防投与に必要な診察・確認事項
- 迷ったときの行動の優先順位
🌸1月は「家庭内感染」と「寝込めない予定」が重なりやすい
年末年始の移動や会食の影響が出やすいのが1月。
ご家庭や職場でインフルエンザが出ると、次のような“困りごと”が一気に現実になります。
- 同居家族が陽性で、自分も移りそう
- 受験・大事な仕事・介護など、どうしても休めない
- 同居に高齢者や持病のある方がいて、うつすのが怖い
この「感染しやすい環境+休めない事情」が重なるとき、予防投与が選択肢になることがあります。
🌸予防投与は“誰でも”ではなく「状況を選ぶ緊急追加策」
タミフル(オセルタミビル)は、インフルエンザ治療薬として広く使われています。
その使い方は大きく2つです。
- 治療:発症後に内服して、重症化や症状の長引きを抑える目的
- 予防投与:発症前(濃厚接触後すぐ)に内服して、発症リスクを下げる目的
ただし予防投与は、効果が期待できる条件や、副作用・適応の見極めがあり、“緊急時の追加策”として医師の判断のもとで行う医療です。
🌸いま大事なのは「予防」だけでなく“治療が必要なサイン”を見逃さないこと
予防投与を考える前に、まず確認してほしいのは「すでに発症していないか」です。
次のような症状が出ている場合は、予防ではなく検査・治療が中心になります。
- 38℃前後の発熱、悪寒
- 強いだるさ、筋肉痛・関節痛
- 咳、のどの痛み
- 息苦しさ/胸の痛み/強い動悸
- 水分がとれない、ぐったりしている
特に、基礎疾患(心疾患・糖尿病・喘息など)がある方や高齢の方は、早めの評価が安心です。
🌸予防投与の前に「状況の整理」と「安全確認」が必要です
予防投与は“薬を先に飲む”分、安全性の確認がとても大切です。
当院では、医師の診察の中で次の点を確認します。
- 濃厚接触(曝露)の有無:同居・近距離での会話、咳・くしゃみを浴びた 等
- 接触からの時間:基本的に曝露後48時間以内が重要(遅れるほど効果が期待しにくい)
- すでに発症していないか:必要に応じて検査・治療へ
- 既往歴・内服薬・腎機能:用量調整が必要な場合があります
- 妊娠中の方:週数・体調・基礎疾患・かかりつけの方針も踏まえて、個別に判断します
※法律上も、無診察での処方はできません。ご本人の来院が必要です(ご家族のみ/電話のみ/代理受診では処方できません)。
🌸迷ったら「この順番」で動くと安心です
- 家族がインフル確定 → その場で家庭内対策を開始
- 部屋を分ける/マスク/換気
- タオル・食器を分ける
- 手指消毒(アルコール等)をこまめに
- 濃厚接触が明らか → 48時間以内に医療機関へ相談
- 予防投与は“早さ”が鍵です
- 症状が出た → 予防ではなく「治療として受診」
- 発熱・強い倦怠感・咳が増える場合は早めに
- 胸痛・息切れ・動悸が強い場合は特に急ぎましょう(循環器の合併や脱水も含め評価が必要です)
- ワクチン+基本対策は最後まで“土台”
- 睡眠・栄養・保湿(乾燥対策)は免疫の土台になります
🌸タミフル予防投与(自費診療)について
当院では、インフルエンザ曝露後のリスクが高い状況に対して、医師の判断のもとでタミフル予防投与(自費診療)のご相談をお受けしています。
- 自費診療(保険適用外)
- 医師の診察が必須
- ご本人の来院が必要(無診察処方は不可)
- 対象は中学生以上の方
🌸よくあるご質問(FAQ)
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Q:薬を飲めば感染対策は不要ですか?
A:いいえ。薬は万能ではありません。手洗い・換気・マスク・部屋を分けるなどの対策は必ず併用してください。 -
Q:ワクチンと予防投与、どちらが優先ですか?
A:役割が違います。ワクチンは“シーズン全体の土台”、予防投与は“濃厚接触などの追加策”です。 -
Q:妊娠中でも予防投与はできますか?
A:妊娠中は体調や週数、基礎疾患、リスク評価が必要です。自己判断で内服せず、まず医療機関へご相談ください。当院でも診察のうえ個別に判断します。
🌸アクセス・ご予約
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
📍 大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分
🕐 平日・土日も診療
📞 06-6850-1230
🌸執筆者情報
酒井 拓(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2026年1月8日
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断・処方は医師の診察のうえで行います。症状がある場合は医療機関へご相談ください。




