こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀

最近、豊中エリアで以下のご相談がとても増えています。

• 「胸が痛いけど、どこを受診したらいいか分からない」

• 「不整脈が気になって健診で“心雑音”と言われた」

• 「弁膜症の疑いと言われたけど、どうすればいい？」

その背景には、心臓弁膜症という“心臓のドアの異常”の増加があります。

弁膜症は初期はほとんど無症状。
しかし気づかず進行すると、心不全や突然症状悪化につながることも。

今回は、循環器専門医として
豊中で胸痛・動悸・不整脈に悩む方へ、弁膜症の基礎・症状・検査・治療をわかりやすくお伝えします。

🌸 「心臓弁膜症」とは？

心臓の中には4つの“弁（ドア）”があります。

• 大動脈弁

• 僧帽弁

• 三尖弁

• 肺動脈弁

血液の逆流を防ぐ大切な「ドア」ですが、

• きちんと閉まらない（逆流症）

• 開きにくい（狭窄症）

といった異常が起きると、心臓は常に負担を受け、
胸痛・動悸・息切れ・むくみなどの症状につながります。

🌸 なぜ近年、弁膜症が増えている？

豊中地域でも増加しているのが、
▶ 高齢者に多い「大動脈弁狭窄症」

原因は主に 加齢による弁の石灰化（硬くなる）。

さらに、

• 先天的な弁の形の異常

• 生活習慣病（高血圧・脂質異常症）

• 過去のリウマチ熱

なども関与します。

特に動脈硬化が多い地域（都市部）では、弁膜症が増える傾向があります。

🌸 “胸痛・不整脈・息切れ”はサインになる？

弁膜症は初期は無症状ですが、進行すると以下が現れます。

• 🫁 息切れ（坂道・階段で強くなる）

• 💓 動悸（脈が速い／飛ぶように感じる）

• 🧱 胸の圧迫感・胸痛

• 😴 疲れやすい・だるい

• 🦵 足のむくみ

• 🌙 夜間の咳・息苦しさ

これらは 心不全の初期症状 と重なるため、放置は禁物です。

🌸 どう診断する？

当院では胸痛・不整脈の精査として以下の検査を即日実施できます。

① 聴診

雑音の種類から、弁の異常のヒントを得られます。

② 心エコー検査（最重要）

弁の動きをリアルタイムで評価。

• 逆流の程度

• 狭窄の強さ

• 心臓の機能（EF）

• 心筋の厚さ

当院は 女性検査技師による心エコー も可能。
胸部の検査が不安な女性の方も、安心して受けていただけます。

③ 心電図・ホルター心電図

不整脈の有無、心房細動の確認。

④ レントゲン

心臓の大きさ、肺のうっ血を評価。

🌸 どんな治療がある？

弁膜症は進行度により治療が大きく変わります。

■ ① 軽度〜中等度

薬物治療・生活習慣改善・定期エコーで経過観察。
早期発見なら手術不要なケースも多いです。

■ ② 重症に対しては

• 弁形成術

• 弁置換術

• カテーテル治療（TAVI）

▶ TAVI（タビ）とは？
胸を開けず、足の付け根から新しい弁を入れる低侵襲治療。
高齢の方・体力が心配な方でも選択できる治療法として注目。

当院は TAVI実施病院と連携 しており、治療が必要な場合もスムーズに紹介できます。

🌸 こんなときは受診を

特に豊中で以下の症状がある方は、早めの循環器受診がおすすめです。

• 胸痛・胸の圧迫感

• 動悸・脈が速い／乱れる

• 健診で「心雑音」「弁膜症疑い」

• 息切れ・むくみが続く

• 家族に弁膜症がいる

これらは不整脈（心房細動など）や心不全のはじまりであることも。

「様子を見る」で悪化する病気なので、早めのチェックが最重要です。

🌸 豊中駅前さかい内科・循環器クリニックでできること

• 心エコー（女性技師対応）

• 心電図・ホルター心電図

• 胸痛・不整脈の即日精査

• 弁膜症の重症度評価

• TAVI適応の判断・連携病院への紹介

• 血圧・脂質代謝など生活習慣病もトータルケア

急性期病院での豊富な診療経験をもとに、
「不安を抱えたまま帰さない循環器診療」 を心がけています。

🌸 まとめ：胸痛・動悸・不整脈に気づいたら、それが“サイン”

• 心臓弁膜症は年々増えている

• 初期症状は「無症状」だから健診の指摘が重要

• 胸痛・不整脈・息切れは受診のサイン

• 早期発見ほど薬だけで済むことも

• 進行してもTAVIなど治療の選択肢が豊富

「なんとなく最近しんどい」
その小さな変化を、どうか見逃さないでください。

🌸アクセス・ご予約

豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

📍 大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階

🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分

🕐 平日・土日午前も診療

📞 06-6850-1230

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🌸執筆者情報

酒井 拓

（医学博士／循環器専門医／抗加齢医学専門医／テストステロン治療認定医／CPAP療法士）

記事監修・更新日：2025年12月5日

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、

診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。