【医師が解説】肥満と心臓病の深い関係。知られざる“体重と血管”の話|豊中の内科・循環器内科|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

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【医師が解説】肥満と心臓病の深い関係。知られざる“体重と血管”の話

【医師が解説】肥満と心臓病の深い関係。知られざる“体重と血管”の話|豊中の内科・循環器内科|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

豊中駅前さかい内科・循環器クリニックのエントランス。ミントブルーを基調とした清潔感ある外観と、駅近で通いやすい立地が特徴です。

こんにちは。

阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀

外来で増えているご相談のひとつが、

「体重が増えてきたけど、心臓に負担はありますか?」

「少しぽっちゃりでも心筋梗塞や心不全のリスクになりますか?」

という“体重と心臓”の話です。

まず結論。肥満は“見た目”の問題ではなく、心臓と血管にじわじわ効いてくる“体の中の負担”です。

今回は、循環器専門医の視点で、できるだけわかりやすく整理します🩺

🌸体重が増えると、心臓に何が起きる?

肥満は、血圧・血糖・脂質(コレステロール)を乱しやすく、

その結果として 動脈硬化→心筋梗塞/脳卒中→心不全 といった流れに繋がりやすくなります。

さらに、肥満は「心臓そのもの」にも負担をかけます。

心臓が“重い荷物をずっと運び続ける状態”になり、

気づかないうちに疲れがたまりやすくなるのがポイントです。

🌸そもそも「肥満」はどこからが医学的に要注意?

「肥満」は単に体型の話ではなく、脂肪が増えて健康リスクが上がる状態を指します。

よく用いられる指標が BMI(体格指数) で、日本では BMI 25以上が肥満の目安です。

ただし、循環器の現場ではそれ以上に、

お腹まわり(内臓脂肪)が増えているかどうかが重要です。

内臓脂肪が増えると、体の中で“炎症”や“ホルモンの乱れ”が起こりやすく、

血管が傷つきやすい土台ができてしまいます。

🌸症状:肥満が関係しやすい「心臓からのサイン」

肥満が関与する心血管トラブルは、最初ははっきりしないことも多いです。

特に、次のような症状は「年齢のせい」と片づけられがちですが、心臓の負担サインのことがあります。

  • 🫁 階段や坂道で息切れしやすい
  • 💓 動悸が増えた/脈が速い・乱れる
  • 😴 疲れやすい、寝てもだるさが取れない
  • 🦵 夕方にむくみやすい
  • 🌙 夜間の息苦しさ、寝ていると咳が出る
  • 💤 いびきが大きい/日中の眠気(睡眠時無呼吸の可能性)

「痛みがないから大丈夫」ではなく、

“以前と比べてどうか”が大切な判断材料になります。

🌸体重だけでは見えない“血管と心臓の負担”を可視化する

肥満の怖さは、体重計だけでは心臓の負担が測れないことです。

同じ体重でも、血圧・血糖・脂質、そして血管年齢は大きく違います。

当院では、症状やリスクに応じて次のような評価を組み合わせ、

「今の状態」を“数字と画像”で確認します。

  • 血圧(家庭血圧の確認も重要)
  • 血液検査(血糖・HbA1c・脂質・肝機能など)
  • 心電図(不整脈の確認)
  • 心エコー(心肥大や心機能、弁の状態、心不全のサイン)
  • 必要に応じて ホルター心電図(24時間心電図)

「まだ症状が軽い」段階で状態を把握できるほど、

生活改善が“治療”として効きやすいのが循環器の世界です。

🌸今日からできる“心臓を守る体重管理”の考え方

体重管理は「我慢」よりも、続く仕組みが大切です。

当院では、次の3点を軸に“無理のない一歩”を一緒に設計します。

1)目標は「急に落とす」より「戻らない体にする」

短期の減量より、リバウンドしにくい生活が心臓には優しいです。

まずは「増えない」を作るだけでも、血圧や血糖が改善することがあります。

2)最初に整えるのは「塩分・アルコール・夜食」

循環器的に効果が出やすいのはこの3つです。

  • 塩分を控える → 血圧が下がりやすい
  • お酒を減らす → 体重・中性脂肪・不整脈リスクに影響
  • 夜食を減らす → 血糖の乱れが改善しやすい

3)運動は“がんばる”より“日常に溶け込ませる”

いきなりジムより、

「1駅分歩く」「エレベーターを階段に」など、生活動線に組み込むのが続きます。

🌸豊中で「体重×血圧×動悸」が気になったら、早めにご相談ください

肥満と心臓病の関係は、「太ったら危ない」という単純な話ではなく、

血管・ホルモン・自律神経・睡眠など、体の中の変化が重なって起きます。



「ちょっと増えた」

「最近しんどい」

そのタイミングこそ、未来が変わる入口になることがあります。

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🌸執筆者情報

酒井 拓

(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)

記事監修・更新日:2026年1月23日

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、

診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。

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