
こんにちは。阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀
「ワクチンを打ったのにインフルにかかった」
「意味がないんじゃないの?」
――そう感じたことはありませんか?
実は、その考え方は半分正解で、半分誤解です。
🌸ワクチンは“バリア”ではなく“クッション”
インフルエンザワクチンは、ウイルスの侵入を100%防ぐ「壁」ではありません。
しかし、感染しても重症化を防ぐ“クッション”のような役割を果たします。
つまり「転ばぬ先の杖」、ではなく 転んだときに守ってくれるマットレスみたいなもの。
大事なのは、
「かかるか・かからないか」ではなく
「かかったとき、どれだけ守られるか」。
それが、ワクチンの本当のチカラです。
🌸重症化を防ぐ確かなエビデンス
厚生労働省やWHOの報告によると、インフルエンザワクチンの接種により:
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発症率が3〜6割減少
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肺炎・入院・死亡のリスクを大幅に低下
特に以下の方では効果が大きいとされています。
✅ 高齢の方
✅ 糖尿病・心臓・呼吸器の持病がある方
✅ 小さなお子さま・妊婦さん
ワクチンは「重症化を防ぐ」医療介入。
発症しても“軽く済むこと”が最大のメリットです。
🌸「打ったのにかかった」それでも意味がある理由
ウイルス型が完全一致しない年でも、
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高熱の期間が短い
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合併症(肺炎・心不全など)を防げた
といったケースが多く報告されています。
つまり、ワクチンを打つことで“命を守るリスク管理”ができるのです。
🌸まとめ:インフルワクチンは「体を守る準備」
インフルエンザワクチンは「完璧な防御」ではなく、
“体を守る準備をしておく”ための自己防衛策です。
自分のために、そして家族や職場など周囲の人を守るためにも、
今年も忘れずにワクチン接種を受けましょう💉
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診療科:循環器内科・内科
🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事更新日: 2025年11月14日
所在地: 大阪府豊中市本町1-6-4 京阪豊中ビル1階(阪急「豊中駅」徒歩3分)
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断・治療を目的とするものではありません。




