✨寒さ×ストレスで増える“クリスマスシーズンの動悸・息切れ” ― 更年期・自律神経・心臓の観点からみる12月の不調 ―|豊中の内科・循環器内科|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

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✨寒さ×ストレスで増える“クリスマスシーズンの動悸・息切れ” ― 更年期・自律神経・心臓の観点からみる12月の不調 ―

✨寒さ×ストレスで増える“クリスマスシーズンの動悸・息切れ” ― 更年期・自律神経・心臓の観点からみる12月の不調 ―|豊中の内科・循環器内科|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック

豊中駅前さかい内科・循環器クリニックの受付ロゴに飾られた、フレッシュグリーンのクリスマスリース。冬の季節感と温かい雰囲気を伝える院内装飾。

こんにちは。

阪急「豊中駅」徒歩3分の【豊中駅前さかい内科・循環器クリニック】です🍀



12月に入ると、

「最近、胸がドキドキする」

「寝る前に心臓がバクバクして眠れない」

「息苦しさが強くなった気がする」

といった“動悸・息切れ”の相談がぐっと増えます。

実はこの時期、

寒さ・気温差・ストレス・更年期の変動が重なることで、

心臓と自律神経に負担がかかりやすくなるのです。

特に40〜60代の女性は、

ホルモン変動(エストロゲン低下)による自律神経の乱れが上乗せされ、

動悸・息切れを感じやすい季節でもあります。

今日は“12月特有の動悸”の背景と、受診の目安、対処法について

循環器専門医がわかりやすく解説します。                                                                                           👉WEB予約はこちら

❄️【1】なぜ12月に「動悸」が増えるの?

動悸は“心臓の問題”だけではなく、

気温・自律神経・ストレスなどさまざまな要因が関係しています。

12月に動悸が起こりやすいのは、次の3つの要素が重なるからです。

① 寒さで血圧が上がりやすい

寒くなると血管がキュッと縮まり、

血圧が上がりやすくなる=心臓に負担がかかる

という状態になります。

特に

・更年期

・冷え性

・高血圧の家族歴がある

方は影響を受けやすい傾向があります。

② 年末のストレスで交感神経が優位に

クリスマス・年末進行・家事・仕事・予定の多さ…。

12月は1年で最も「交感神経が働きやすい」季節。

この状態になると、

✔ 心拍数が上がる

✔ 脈が飛ぶ

✔ ストレス動悸が起きる

といった症状が出やすくなります。

③ 更年期によるホルモン変動

40〜60代女性の動悸の大きな要因が「エストロゲン低下」。

エストロゲンの減少は、

自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを崩し、

わずかな刺激でも心臓が敏感に反応する原因になります。

更年期では

・ほてり

・発汗

・イライラ

といった症状と一緒に動悸が起こることも多いです。

🎄【2】クリスマス・年末に“動悸”が出やすいシーン

12月に患者さんから多く聞くのは、こんな時の動悸です:



✔ 寒い外から急に暖房の効いた部屋に入ったとき

✔ 夜、布団に入ったタイミング

✔ 忙しさ・不安・緊張が高まったとき

✔ クリスマスのごちそう(塩分・脂質過多)のあと

✔ コーヒー・紅茶・お酒を飲んだあと

✔ 更年期特有のほてり(ホットフラッシュ)と同時に

どれも“季節×生活リズム×自律神経”の影響が重なるタイミングです。

🫁【3】受診すべき動悸とは?

動悸の多くは「一時的な自律神経の揺らぎ」。

ですが、以下の症状がある場合は 循環器内科でのチェックをおすすめ します。

【受診すべきサイン】

動悸が週に3回以上ある

1回の発作が5〜10分以上続く

めまい・息切れを伴う

✔ 安静時でも脈が速い(100/分以上)

✔ 脈が乱れる、飛ぶ感じがある

✔ 胸の痛み・圧迫感がある

特に更年期の時期は

“更年期と思い込んでいたら不整脈だった”

というケースも珍しくありません。

当院では、

・心電図

・心エコー

・ホルター心電図(24時間心電図)

などで原因を丁寧に評価します。

女性の胸部検査に配慮し、

女性検査技師が専用エコー室で対応しますのでご安心ください。

🌿【4】今日からできる“12月の動悸予防”

12月の動悸ケアは、

「冷え・自律神経・栄養」の3つがポイント です。

① 冷え対策

・首・手首・足首を冷やさない

・お風呂は38〜40℃でゆっくり

・温かい飲み物を選ぶ

冷えは血圧を上げ、自律神経を乱す最大の要因です。

② カフェイン・アルコールを控えめに

12月はどうしても増えがちですが、

どちらも心拍数を上げる作用があります。



→ 特に「寝る前のコーヒー・お酒」は動悸の大きな誘因です。

③ 深呼吸・ストレッチで副交感神経をON

動悸を感じた時のおすすめ方法:

  1. ゆっくり座る
  2. 4秒吸う
  3. 6秒吐く
  4. これを5〜10回

自律神経が整いやすくなります。

④ 更年期ケア

更年期世代は

・睡眠の質

・ストレス

・血圧

による影響が大きい時期です。

必要に応じて、婦人科と連携しながら

更年期ケア(漢方・生活習慣・サプリなど)をご提案します。

🏥【5】当院でできる検査・サポート

当院では、動悸・息切れの原因を総合的に評価します。

📌 受診当日OK

・心電図

・心エコー(女性技師対応)

・血液検査

・胸部レントゲン

📌 必要に応じて

・ホルター心電図

・甲状腺検査

・更年期関連相談

循環器専門医として、

“更年期×自律神経×心臓”を一体的に評価できるのが当院の強みです。

🎀まとめ

12月は、

✔ 寒さ

✔ 気温差

✔ クリスマスや年末のストレス

✔ 更年期のホルモン変動

が重なり、動悸・息切れが最も増える季節です。



「更年期かな?」

「年齢のせいだろう」

と自己判断せず、少しでも不安があれば一度ご相談ください。

胸の不快感が少しでも軽くなり、

安心してクリスマス・年末を迎えられるよう、

私たちがサポートいたします。

🌸アクセス・ご予約

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🌸執筆者情報

酒井 拓

(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)

記事監修・更新日:2025年12月3日

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、

診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。

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