こんにちは。

阪急「豊中駅」徒歩3分の

豊中駅前さかい内科・循環器クリニックです🍀

「のどが痛いのに、熱はない」

この症状、実は外来でとても多いご相談のひとつです。

そして、最初に大切な結論からお伝えします。

「熱がない＝放っておいて大丈夫」ではありません。

乾燥や軽いかぜのこともあれば、

扁桃炎・溶連菌感染症・胃酸逆流など、

きちんと評価や治療が必要な原因が隠れていることもあります。

この記事では

①原因 → ②自宅での対処 → ③受診の目安

を、内科・循環器専門医の視点で、やさしく整理して解説します。

🌸この記事のまとめ

• 熱がなくてものどの痛みはよく起こる
• 原因は 乾燥・かぜ初期・アレルギー・胃酸逆流 などさまざま
• 痛みが強い／長引く／飲み込みにくい／白い膿 は要注意
• 3日以上改善しない 場合は医療機関へ
• 心臓病・糖尿病など基礎疾患がある方は早めの相談が安心

🌸のどが痛いのに熱が出ない…これって異常？

「熱がないなら様子見でいいかな…」

そう思いやすい症状ですが、のどの痛みは 局所の炎症 だけで起こることも多く、

最初は熱が出ないケースは珍しくありません。

特に冬や季節の変わり目は、

• 空気の乾燥
• 冷え
• 睡眠不足
• ストレス

が重なり、

「のどだけ先に不調が出る」 ことがよくあります。

🌸なぜ熱が出ない？発熱は“体の反応の差”

発熱は、体が炎症や感染に反応して出す 全身のサイン です。

ただし、次のような場合は 熱が出にくい／遅れて出る ことがあります。

• 感染の初期で、炎症がのど中心
• 乾燥や声の使いすぎなど、感染以外が原因
• 解熱鎮痛薬を使用している
• 免疫反応の個人差

そのため、

「熱があるかどうか」よりも

「痛みの強さ・経過・他の症状」 が重要になります。

🌸熱がないのにのどが痛い主な原因

外来でよくみられる原因を整理します。

• かぜ（ウイルス性咽頭炎）の初期
  
  のどの痛みが先行し、あとから鼻水・咳・発熱が出ることもあります。

• 乾燥・暖房・冷たい空気
  
  粘膜が傷つき、ヒリヒリ・イガイガ感が出ます。

• アレルギー（花粉・ハウスダスト）
  
  後鼻漏（鼻水が喉に落ちる）による刺激が原因になることも。

• 逆流性食道炎（胃酸逆流）
  
  朝のどが痛い、胸やけ、咳払いが多い方は要チェック。

• 声の使いすぎ
  
  会話・仕事・歌などで声帯周囲に炎症が起こります。

• 扁桃炎・溶連菌感染症
  
  通常は発熱しますが、軽症や初期では熱が目立たないこともあります。

🌸セルフチェック：受診した方がいいサイン

次の項目が当てはまるほど、医療機関での評価がおすすめです。

• のどの痛みが強く 飲み込みづらい
• のどに 白い膿 が見える
• 首のリンパ節 が腫れて痛い
• 声がかすれる、出しにくい
• 数日たっても改善しない／悪化している
• 咳・息苦しさ・強い倦怠感がある

🌸自宅でできる対処法

比較的軽い症状であれば、まずは次のケアを。

• 保湿が制優先
• 温める
• 刺激を避ける
• しっかり睡眠
• 市販薬は補助的に

🌸こんなときは早めに医療機関へ

• 痛みが 3日以上続く
• 水分が取りにくい
• のどの腫れ・白い膿がある
• 強い倦怠感、動悸、息切れがある
• 高齢の方・妊娠中・基礎疾患がある

特に 心臓病・糖尿病・腎臓病 がある方は、

軽い症状でも早めの評価が安心です。

🌸のどの痛みは「原因で治療が変わる」

同じ“のどの痛み”でも、対応は異なります。

• ウイルス性 → 対症療法が中心
• 細菌性（溶連菌など） → 検査・抗菌薬が必要な場合あり
• 胃酸逆流 → 生活指導や胃薬が有効なことも

見極めが、長引かせないコツ です。

🌸喉の痛み、、、豊中で迷ったら

当院では、

• のど・扁桃の診察
• 必要に応じた検査のご提案
• 原因に応じた治療
• 脱水・睡眠不足・基礎疾患の影響も含めた総合評価

を行い、

「今どの段階か」「何を優先すべきか」 をわかりやすく説明します。

循環器専門医として、

感染症に伴う 動悸・息切れ・胸の違和感 も含めて診られるのが強みです。

🌸よくある質問（FAQ）

Q. 熱がないなら感染症ではない？

A. いいえ。初期や軽症では熱が出ないこともあります。

Q. どれくらい様子を見ていい？

A. 目安は 2〜3日。改善しなければ受診を。

Q. 朝だけ痛いのは？

A. 乾燥・口呼吸・胃酸逆流が原因のことがあります。

🌸まとめ：熱がなくても、のどの痛みは体のサイン

• 原因はひとつではない
• 熱がない＝軽い とは限らない
• 3日以上続く・飲み込みにくい・白い膿 は受診の目安
• 豊中で迷ったら、まずは内科で相談を

「この程度で受診していいのかな？」

そう思う段階こそ、実はちょうどいいタイミングです。

🌸アクセス・ご予約

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🌸執筆者情報

酒井 拓

（医学博士／循環器専門医／抗加齢医学専門医／テストステロン治療認定医／CPAP療法士）

記事監修・更新日：2025年12月20日

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、

診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。