
目次
こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックです🍀
🌸この記事のまとめ
・5月17日は「高血圧の日」です
・高血圧は“症状がないまま進行する病気”です
・2025年改訂ガイドラインでは血圧目標がシンプル化されました
・診察室130/80mmHg未満、家庭125/75mmHg未満が基本目標です
・「140を超えたら高血圧」だけでなく、130台から注意が必要です
・血圧は“数字”だけではなく、心臓や血管への影響評価が重要です
・👉 健診で血圧を指摘された方は、早めのご相談をおすすめします
🌸5月17日は「高血圧の日」です
5月17日は、世界高血圧デー(World Hypertension Day)に合わせて制定された「高血圧の日」です。
高血圧は、日本で非常に多い生活習慣病のひとつです。
しかし実際には、
👉 「症状がないから大丈夫」
と考え、放置されてしまうことも少なくありません。
一方で高血圧は、
👉 “自覚症状がないまま血管を傷つける病気”
だからこそ、
👉 「健診で少し高い」と言われた段階で向き合うことが重要です。
🍀拡張期血圧(下の血圧)だけが高い理由と対処法 ― 豊中駅前の循環器専門医が解説|豊中駅前さかい内科・循環器クリニック ―
🌸2025年ガイドラインで何が変わった?
2025年の高血圧治療ガイドライン(JSH2025)では、治療目標がよりシンプルになりました。
これまでのように、
-
年齢
-
糖尿病
-
腎臓病
-
心血管疾患の有無
などで細かく目標が分かれていましたが、現在は原則として、
✔ 診察室血圧:130/80mmHg未満
✔ 家庭血圧:125/75mmHg未満
が共通目標となっています。
これは、
👉 「複雑な基準による誤解を減らす」
という意味でも非常に重要な変更です。
つまり、
👉 「年齢的に少し高くても仕方ない」ではなく、
👉 “できるだけ早い段階から血管を守る”
という考え方へ変わってきています。
🌸「高血圧」と診断される基準は?
現在も、
✔ 診察室血圧:140/90mmHg以上
✔ 家庭血圧:135/85mmHg以上
が、高血圧の診断基準です。
ただし最近は、
👉 「140未満だから安心」
とは言えないことが分かっています。
特に、
✔ 130〜139 / 80〜89mmHg
の“高値血圧”の段階から、動脈硬化リスクが徐々に上昇します。
そのため現在は、
-
「140を超えたら高血圧」
-
「130を超えたら注意」
-
「120未満が理想」
という考え方が重要になっています。
🌸高血圧が怖い理由
高血圧は、
👉 “血管に強い圧力がかかり続ける状態”
です。
その結果、
-
血管が硬くなる(動脈硬化)
-
心臓に負担がかかる
-
脳や腎臓の血管が傷つく
といった変化が進行します。
🌸放置するとどうなる?
高血圧を放置すると、
-
脳卒中
-
心筋梗塞
-
狭心症
-
心不全
-
腎不全
などにつながることがあります。
特に怖いのは、
👉 “症状が出た時には進行していることがある”
点です。
そのため高血圧は、
👉 “サイレントキラー(静かな病気)”
とも呼ばれています。
🌸高血圧は「症状がない」のが普通です
「頭痛がないから大丈夫」
「元気だから問題ない」
と思われる方も多いですが、
👉 高血圧は無症状のことがほとんどです。
つまり、
👉 「症状がない=安心」
とは限りません。
🌸健診で血圧を指摘されたらどうすべき?
まず重要なのは、
👉 “本当に高血圧かどうか”
を確認することです。
健診では、
-
緊張
-
睡眠不足
-
ストレス
などで、一時的に高くなることもあります。
一方で、
👉 実際に高血圧が始まっているケース
もあります。
そのため、
👉 家庭血圧も含めて一度きちんと評価すること
が重要です。
🌸「様子見でよい人」と「受診をおすすめする人」
✔ 経過観察でよいことが多いケース
-
一度だけ軽度高値
-
家庭血圧が正常
-
若年でリスクが少ない
✔ 受診をおすすめするケース
-
130/80mmHg以上が続く
-
毎年健診で指摘される
-
家庭血圧が125/75mmHg以上
-
家族歴がある
-
高血圧以外の健診異常がある
✔ 早めの受診が必要なケース
-
160/100mmHg以上
-
胸痛
-
動悸
-
息切れ
-
頭痛
-
めまい
👉 症状を伴う場合は注意が必要です。
🌸血圧は「数字だけ」で判断しません
当院では、
👉 “血圧の数字だけ”
ではなく、
👉 “実際に臓器へ影響が出ているか”を重視しています。
🌸当院で行う評価
当院では、
-
血圧測定
-
心電図
-
血液検査
-
心エコー
-
頸動脈エコー
などを組み合わせ、
👉 “今の血管・心臓の状態”
を総合的に評価します。
🌸心エコーで分かること
高血圧では、
👉 心臓が厚くなる(心肥大)
ことがあります。
また、
👉 心不全の前段階
が見つかることもあります。
つまり、
👉 “症状がない高血圧”
でも、心臓には負担がかかっている場合があります。
🌸頸動脈エコーで分かること
頸動脈エコーでは、
-
動脈硬化
-
頸動脈プラーク
-
血管壁の肥厚
などを確認できます。
これは、
👉 “今の血管年齢”
を知るうえで非常に有用です。
🌸「薬は一生?」と不安な方へ
「できれば薬は飲みたくない」
「一生続くのでは?」
と不安に感じる方も少なくありません。
しかし実際には、
👉 すぐに薬が必要とは限りません。軽症であれば、
-
減塩
-
体重管理
-
運動
-
睡眠改善
などで改善することもあります。
一方で、
👉 放置リスクが高い場合
には、早めの治療が重要になります。
🌸こんな方はご相談ください
✔ 健診で血圧が高いと言われた
✔ 毎年指摘されている
✔ 家庭血圧が高め
✔ 薬を始めるべきか迷っている
✔ 動脈硬化が心配
✔ 家族に脳卒中・心筋梗塞がある
✔ 胸痛・動悸・息切れがある
👉 健診結果をお持ちいただければ、その場で評価可能です。
🌸当院の高血圧診療
当院では、
👉 “血圧を下げること”だけではなく、
👉 “将来の脳卒中・心不全・心筋梗塞を防ぐこと”
を重視しています。
✔ 循環器専門医が診察
✔ 心エコー・頸動脈エコー対応
✔ 常勤臨床検査技師による超音波検査
✔ 当日検査可能な場合あり
「まだ受診するほどではないかも」
という段階でのご相談も歓迎しています。
🌸よくあるご質問(FAQ)
Q. 一度血圧が高かっただけでも受診すべきですか?
👉 はい。一度でも高値があれば、家庭血圧を含めた評価をおすすめします。
早期高血圧が隠れていることもあります。
Q. 家庭血圧が正常なら安心ですか?
👉 白衣高血圧の可能性があります。
一方で、将来的に本当の高血圧へ移行する方もいるため、定期的な確認が重要です。
Q. 高血圧は治りますか?
👉 生活改善で改善することもあります。
ただし、放置すると動脈硬化が進行するため、適切な評価が重要です。
Q. すぐに薬になりますか?
👉 必ずしもそうではありません。
血圧の程度や、心臓・血管への影響を総合的に判断します。
🌸最後に
高血圧は、
👉 “症状が出る前から進行する病気”
そして現在は、
👉 「140を超えたら高血圧」だけではなく、
👉 「130を超えた段階から血管を守る」
時代になっています。
だからこそ、「まだ元気だから大丈夫」
ではなく、
👉 「今の血管と心臓の状態を知ること」が重要になります。
健診で血圧を指摘された方は、ぜひ一度ご相談ください。
🌸アクセス
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
🚶 阪急「豊中駅」徒歩3分
🕐 平日・土日も診療
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🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)




