
目次
こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックです🍀
🌸この記事のまとめ
・脳梗塞は、発症前から血管の変化が進んでいることがあります
・頸動脈エコーは、脳へ血液を送る首の血管を調べる検査です
・プラーク、血管の壁の厚み、狭窄、血流異常を評価できます
・高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙歴がある方では特に重要です
・症状がない段階で血管リスクを知ることが、将来の予防につながります
👉 「まだ症状がない今」だからこそ、血管を確認することが大切です
✅関連記事
頸動脈エコーは受けるべき?脳梗塞・心筋梗塞リスクを見える化する検査を循環器専門医が解説
🌸脳梗塞は「突然」ではなく、血管の変化から始まることがあります
「家族が脳梗塞になった」
「自分も脳梗塞が心配」
「健診で動脈硬化を指摘された」
このような不安を感じている方は少なくありません。
脳梗塞は、ある日突然起こるように見えます。
しかし実際には、その前から血管の中で動脈硬化が進んでいることがあります。
特に、
・高血圧
・糖尿病
・LDLコレステロール高値
・喫煙
・慢性腎臓病
・脳梗塞・心筋梗塞の家族歴
がある方では、症状がないうちから血管評価を行うことが大切です。
🌸頸動脈エコーとは?
頸動脈エコーは、首にある太い血管を超音波で観察する検査です。
頸動脈は、脳へ血液を送る重要な血管です。
この血管に動脈硬化が起こると、血管が細くなったり、プラークができたりすることがあります。
頸動脈エコーでは、
・被ばくなし
・痛みはほとんどなし
・検査時間は10〜15分程度
・その場で血管の状態を確認しやすい
という特徴があります。
👉 「動脈硬化がどの程度進んでいるか」を、実際の血管を見ながら評価できる検査です。
🌸頸動脈エコーでわかること
頸動脈エコーでは、主に次のような項目を確認します。
・IMT:血管の壁の厚み
・プラーク:コレステロールなどが血管内にたまった状態
・狭窄:血管が細くなっていないか
・血流速度:血液の流れに異常がないか
・左右差:左右の頸動脈で差がないか
特に重要なのは、頸動脈プラークです。
プラークは、単なる“脂のかたまり”ではありません。
炎症や動脈硬化が関係して形成され、状態によっては脳梗塞リスクと関連することがあります。
👉 「コレステロール値」だけでは分からない血管ダメージを確認できることが、頸動脈エコーの大きな特徴です。
🌸頸動脈は「全身の動脈硬化を映す窓」です
頸動脈エコーは、首だけを見る検査ではありません。
頸動脈に動脈硬化がある場合、脳梗塞だけでなく、心筋梗塞や狭心症など、全身の血管病リスクが高い可能性があります。
つまり頸動脈は、
“脳へ向かう血管”であり、同時に“全身の血管年齢を映す窓”
とも言えます。
血液検査ではLDLコレステロールや血糖値などの“リスク因子”を見ます。
一方、頸動脈エコーでは、実際に血管へ変化が出ているかを確認できます。
この違いが、頸動脈エコーの大きな価値です。
🌸脳梗塞の原因は頸動脈だけではありません
ここは大切なポイントです。
脳梗塞には、
・頸動脈や脳の血管の動脈硬化
・心房細動などによる心原性脳塞栓症
・高血圧による細い血管の障害
・糖尿病や腎臓病による血管障害
など、さまざまな原因があります。
そのため当院では、頸動脈エコーだけでなく、
・血圧
・脂質
・血糖
・腎機能
・心電図
・必要に応じた不整脈評価
も含めて、脳梗塞リスクを総合的に判断します。
👉 「検査を受けて終わり」ではなく、“これからどう予防するか”まで考えることを大切にしています。
🌸こんな方に頸動脈エコーをおすすめします
・健診で動脈硬化を指摘された
・LDLコレステロールが高い
・高血圧がある
・糖尿病がある
・喫煙歴がある
・慢性腎臓病がある
・家族に脳梗塞・心筋梗塞の方がいる
・以前に一過性脳虚血発作を疑われた
・動脈硬化や血管年齢が気になる
👉 症状がない段階で血管の状態を知ることは、将来の予防につながります。
🌸このような症状がある場合は救急受診を
以下の症状が突然出た場合は、脳梗塞や一過性脳虚血発作の可能性があります。
・片側の手足に力が入らない
・片側の手足がしびれる
・ろれつが回らない
・言葉が出にくい
・片目が見えにくい
・視野が欠ける
・顔の片側がゆがむ
・強いふらつきがある
一時的に治まった場合でも注意が必要です。
👉 このような症状がある場合は、自己判断せず、速やかに救急医療機関へ相談してください。
🌸当院の頸動脈エコー
当院では、頸動脈エコーを当日実施可能です。
・常勤の臨床検査技師が検査を担当
・循環器専門医が結果を説明
・動脈硬化リスクを総合評価
・必要に応じて生活習慣改善や薬物治療をご提案
検査結果を見て終わりではなく、
「これからどう予防するか」まで一緒に考えることを大切にしています。
👉 「脳梗塞が起きてから」ではなく、“起きる前に気づくこと”を重視しています。
🌸循環器専門医として大切にしていること
当院が重視しているのは、
“今、症状があるかどうか”だけではありません。
大切なのは、
将来の脳梗塞・心筋梗塞をどう防ぐか
です。
脳梗塞は、発症すると後遺症が残ることがあります。
だからこそ、症状が出る前に血管の状態を知り、対策を始めることが重要です。
頸動脈エコーは、そのための有用な検査のひとつです。
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🌸よくあるご質問
Q. 頸動脈エコーは痛いですか?
痛みはほとんどありません。首にゼリーを塗り、超音波で血管を観察します。
Q. MRIと何が違いますか?
MRIは主に脳そのものを調べる検査です。頸動脈エコーは、脳へ血液を送る首の血管を評価します。
Q. 症状がなくても受けた方がいいですか?
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴、家族歴がある方では、予防的な評価として有用です。
Q. 結果は当日わかりますか?
多くの場合、その日に結果をご説明できます。
🌸最後に
脳梗塞は、発症してからではなく、
発症する前の予防が大切です。
頸動脈エコーは、脳へ向かう血管の状態を確認し、
動脈硬化リスクを“見える化”する検査です。
「まだ症状がないから大丈夫」ではなく、
「症状がない今だからこそ、血管を確認する」
それが、未来の脳梗塞予防につながります。
気になる方は、ぜひご相談ください。
🌸アクセス
豊中駅前さかい内科・循環器クリニック
大阪府豊中市本町1丁目6-4 京阪豊中ビル1階
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🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2026年5月11日




