
目次
こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックです
「血圧を測ったら180だった」
「でも頭痛も胸痛もない」
「救急車を呼ぶべき?」
突然「180」という数字を見ると、不安になりますよね。
血圧180という数字だけで、全員が直ちに救急搬送になるわけではありません。
ただし、
強い胸痛・息苦しさ・麻痺・ろれつが回らない・意識がおかしい
などを伴う場合は、緊急性の高い状態の可能性があります。
大切なのは、
「血圧の数字」+「一緒に起きている症状」
を見ることです。
✅この記事のまとめ
⭐ 血圧180でも、数字だけで必ず救急車が必要とは限りません
⭐ 強い胸痛・呼吸困難・麻痺・言葉の異常などがあれば救急対応を考えます
⭐ 症状がなければ、落ち着いて正しい方法で測り直します
⭐ 非常に高い血圧が続く場合は、症状がなくても放置しません
⭐ 「今日は救急ではない」ことと「受診しなくてよい」ことは別です
✅血圧180+この症状なら救急受診を
血圧が非常に高く、次のような症状を伴う場合は注意してください。
・ 強い胸痛・胸の圧迫感
・ 強い息苦しさ
・ 突然の強い背中の痛み
・ 片方の手足が動かしにくい・しびれる
・ 顔の片側が動かしにくい
こうした場合には、心筋梗塞、急性心不全、脳卒中、大動脈疾患など、急性の臓器障害を伴う高血圧の可能性があります。
現在症状が強く続いている場合は、自宅で血圧が下がるのを待たず、119番への救急要請を含めて速やかに対応してください。
✅症状がない。まず何をすればいい?
胸痛や麻痺などの危険な症状がない場合は、まず慌てず測り直します。
椅子に座り、
背もたれにもたれる
足を組まない
会話をしない
腕を心臓の高さに置く
など、できるだけ落ち着いた状態で測定してください。
血圧は、不安や緊張だけでも上がります。
「180だ!」
と驚いてすぐ何度も測ると、さらに高くなることもあります。
一方で、測り直しても180mmHg前後以上の非常に高い値が続く場合は、症状がなくてもそのまま放置せず、早めに医療機関へ相談してください。
「症状がない=安全」とは限りません。
✅なぜ急に180まで上がる?
血圧は一日中同じではありません。
例えば、
睡眠不足。
強いストレス。
痛み。
寒さ。
喫煙。
カフェイン。
飲酒。
降圧薬の飲み忘れ。
こうしたことでも一時的に上昇します。
ただし、
これまで正常だったのに突然高値を繰り返す
最近急にコントロールが悪くなった
という場合には、薬の影響や腎臓・ホルモンの異常など、二次性高血圧を含めて原因を調べることもあります。
だから大切なのは、
一度の180だけを見るのではなく、「その後も高いのか」「普段と何が違うのか」を見ること
です。
✅ 「症状がないから放置」はおすすめしません
高血圧は、かなり高くても自覚症状がないことがあります。
「頭が痛くない」
「元気だから大丈夫」
とは限りません。
高い血圧が続くと、長期的には
脳卒中
心筋梗塞
心不全
腎機能低下
などのリスクにつながります。
つまり、
「今日は救急ではなさそう」=「何もしなくてよい」ではありません。
血圧180が繰り返すなら、原因と今後の管理を一度きちんと考える必要があります。
✅循環器内科では何を確認する?
診察では「180だった」という数字だけを見るわけではありません。
⭐ 家庭血圧
朝・夜の血圧や、普段からどの程度なのかを確認します。
⭐ 服薬状況
降圧薬の飲み忘れや、現在の薬で十分コントロールできているかを確認します。
⭐心電図・心エコー
必要に応じて、高血圧による心臓への負担や心肥大、心機能などを調べます。
⭐ 血液・尿検査
腎機能、電解質、糖尿病、脂質異常症など、高血圧に関係する問題を確認します。
重要なのは、
「とにかく血圧を下げる」だけではなく、なぜ高いのか、心臓・腎臓・血管に影響していないかを見ること
です。
✅ 降圧薬を自己判断で追加していい?
普段の降圧薬を自己判断で2回分飲むことはおすすめしません。
血圧は、急激に下げればよいというものではありません。
病態によって適切な下げ方が違います。
あらかじめ主治医から具体的な指示を受けている場合を除き、追加の服薬については医療機関へ相談してください。
✅よくあるご質問
Q.血圧180ですが元気です。救急車は必要?
症状がなく、180という数字だけで必ず救急車が必要とは限りません。
ただし、適切に測り直しても非常に高い値が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。
Q.180/100と180/120では違う?
上の血圧だけでなく下の血圧も重要です。
ただし、緊急性は数字だけではなく、急性の臓器障害を疑う症状があるかを含めて判断します。
Q.一度180、測り直したら150でした。大丈夫?
一時的に上昇していた可能性はあります。
ただし150mmHgも高値です。
その後の朝・夜の家庭血圧を記録し、高い状態が続く場合はご相談ください。
✅最後に|180という数字だけで慌てない。でも放置もしない
血圧計に「180」と表示されると、
「脳卒中になる?」
「今すぐ救急車?」
と不安になると思います。
覚えておいてほしいのは、
180という数字だけで判断しないこと。
そして、
症状がないからと放置もしないこと。
です。
強い胸痛、息苦しさ、麻痺、ろれつが回らないなどを伴う場合には、速やかな救急対応を。
症状がなくても、正しく測り直して非常に高い血圧が続く場合には、早めに医療機関へ相談してください。
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックでは、
なぜ血圧が高いのか。
心臓や血管に影響していないか。
これからどう管理すればよいのか。
まで一緒に整理します。
「血圧180。でも症状はない。どうすればいい?」
そんな段階から相談して構いません。
その日、その瞬間の“不安”を、
次にどうすればよいかが分かる“安心”へ。
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✅執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2026年9月21日
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、
診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。




