
目次
こんにちは。
阪急「豊中駅」徒歩3分の豊中駅前さかい内科・循環器クリニックです🍀
夏になると、
「水はたくさん飲んでいます。」
という方が増えます。
確かに、水分補給は熱中症予防に欠かせません。
しかし実際の外来では、
「スポーツドリンクばかり飲んでいた」
「経口補水液を毎日飲んでいた」
「水を飲んでも動悸が治らない」
というご相談も少なくありません。
大切なのは、「たくさん飲むこと」ではなく、「状況に合わせて適切に飲むこと」です。
今回は、循環器専門医の立場から、夏の水分補給で知っておきたいポイントと、受診の目安について分かりやすく解説します。

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🌸この記事のまとめ
✅ 普段の水分補給は水や麦茶で十分なことが多い
✅ 大量に汗をかいたときは、水分だけでなく塩分補給も大切
✅ 経口補水液は「脱水時」の飲み物であり、毎日飲むものではありません
✅ 水分補給をしても動悸や息切れが続く場合は、心臓の病気が隠れていることがあります
🌸普段は何を飲めばいい?
日常生活では、水や麦茶がもっともおすすめです。
糖分やカフェインが少なく、毎日の水分補給に適しています。
一方で、スポーツドリンクや経口補水液は便利な飲み物ですが、毎日飲むことを前提に作られているわけではありません。
「暑いから」と何となく選ぶのではなく、状況に応じて使い分けることが大切です。
🌸大量に汗をかいたときは?
炎天下での作業やスポーツなどで大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく塩分(電解質)も失われています。
そのような場面では、
✅ 水分補給
✅ 必要に応じた塩分補給
を意識しましょう。
軽い運動後にはスポーツドリンクが役立つこともありますが、糖分が多い製品もあるため、日常的に水代わりに飲み続けることはおすすめできません。
🌸経口補水液は毎日飲んでもいい?
答えは「いいえ」です。
経口補水液は、脱水時に水分と電解質を効率よく補うための飲み物です。
例えば、
・熱中症が疑われるとき
・発熱しているとき
・下痢や嘔吐が続いているとき
などには役立つことがあります。
一方で、健康な方が毎日飲む必要はありません。
また、高血圧・心不全・腎臓病などで塩分や水分制限を受けている方は、自己判断で使用せず、主治医に相談することが大切です。
🌸冷たい飲み物は飲み過ぎに注意
暑い日は、冷たい飲み物を一気に飲みたくなります。
しかし、一度に大量に飲むと、
✅ 胃もたれ
✅ 腹痛
✅ 下痢
などにつながることがあります。
水分補給は、一度にたくさん飲むよりも、コップ1杯程度をこまめに飲むことがおすすめです。
のどが渇く前から少しずつ補給することが、熱中症予防にもつながります。
🌸こんな症状があれば循環器内科へ
「水分を飲んだから大丈夫」と思っていても、実は心臓の病気が隠れていることがあります。
次のような症状がある場合は、一度ご相談ください。
✅ 水分補給をしても動悸が続く
✅ 胸の痛みや圧迫感がある
✅ 息切れが強い
✅ めまいや失神を伴う
✅ 高血圧や心不全で治療中
実際の外来でも、
「熱中症だと思っていたら心房細動だった」
「脱水だと思っていたら心不全だった」
という方もいらっしゃいます。
症状だけで見分けることは難しいため、不安がある場合は自己判断せず受診することが大切です。
🌸よくあるご質問
Q. スポーツドリンクは毎日飲んでもいいですか?
大量に汗をかく場面では役立ちますが、糖分が多い製品もあるため、水代わりに毎日飲み続けることはおすすめできません。
Q. 経口補水液は熱中症予防になりますか?
経口補水液は脱水時の補給を目的とした飲み物です。普段の水分補給には、水や麦茶で十分なことが多いでしょう。
Q. 水分を飲んでも動悸が治りません。受診した方がいいですか?
はい。動悸が続く場合は、脱水だけでなく不整脈や心不全などが隠れていることがあります。一度循環器内科でご相談ください。
🌸最後に
熱中症予防では、
「何を飲むか」だけでなく、「いつ・どのように飲むか」*も大切です。
そして、水分補給をしても改善しない動悸や息切れ、胸の痛みがある場合は、熱中症だけでなく心臓の病気が原因となっている可能性もあります。
「様子を見ても大丈夫だろうか」と迷ったときは、お一人で悩まずご相談ください。
豊中駅前さかい内科・循環器クリニックでは、循環器専門医が症状を丁寧に診察し、必要に応じて心電図や心エコーなどの検査を行い、原因を総合的に評価しています。
その日、その瞬間の「不安」を、その場で「安心」に変える医療。
それが私たちの目指す診療です。
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🌸執筆者情報
酒井 拓
(医学博士/循環器専門医/抗加齢医学専門医/テストステロン治療認定医/CPAP療法士)
記事監修・更新日:2026年8月5日
本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、
診断・治療を目的とするものではありません。症状がある場合は医師にご相談ください。




